その日も、いつもと変わらない帰り道だった。

嫌いな上司の悪口を友人と言い合い、しょうもない下ネタで盛り上がる。
友人と別れたら、片道30分掛かる電車に揺られていく。

改札を抜け、ホームの一番手前のベンチに座り込む。
人通りが多いから、本当はあまり好きではない場所だが、疲れきっている俺の身体は休息を望んでいる。

と、顔見知りの若い青年が目の前を横切っていった。顔見知りといっても、今年の四月から就職したのだろうか、とにかくそのくらいの時期にピッチリとスーツを初々しく着込んでいたのを覚えている。
それから数ヶ月、毎朝同じ電車に乗っている。話したことは無いが、お互いに顔くらいは知っている仲だ。

その青年の行く先をぼんやりと見つめていると、青年がみすぼらしい薄汚れたコートを羽織った男の前を横切った途端、男が何事か呟いた。
人、と言ったようにも聞こえたが。

奇妙な男だとは思ったが、そんなことで騒ぐほど子供でもない。

すると、今度はいかにも不健康な、趣味の悪いアニマル柄のはちきれそうなワンピースを揺らしながら、大柄の女性が男の前を横切った。
男は「豚」、とはっきりと呟いた。

なるほど、あいつは何か一人遊びの類のことでもしているのか。豚とはまたうまいこと言ったものだ。

と、俺の前を最近ここらで見かけるホームレスが通り過ぎる。恐らくこのホームを今日の寝床にするのだろう。
俺は、男が今度はそいつをどう例えるのかが少し楽しみだった。

しかし、男はそのホームレスが通り過ぎてから、いつまで経っても何も言わない。
…いい例えが浮かばなかったのだろうか。雑巾、でも何でも浮かびそうなものだが。


そうこうしているうちに、待っていた電車がホームに滑り込んできた。
長方形の缶詰から開放された乗客が押し寄せてくる。

その流れの一番最後に、犬を連れた若い女が歩いてきた。
怪しい男はその女が犬を抱えて目の前を横切ると、ドッグフード、と静かに呟いた。

はい、マビですマビですｗ

昨日の深夜なんですがね…
くしゃるが露店を巡回していたところ、こんな場面に遭遇しまして。
日本人として、混ざらずにはいられませんでした（











結局反対側の壁まで届きました。
ｳﾝ、鞠鯖民でよかったと思いましたまる

それはそうと、女性剣精霊の精霊石買っちゃいました。

もう決心はついたですｗ

ちょっと風邪っぽいので、今日はここらで失礼致します…；