みなさんこんにちは、くしゃるです( ﾟДﾟ)

突然ですが皆さん、時計ってどんなものを使ってらっしゃいますか？

オーソドックスにアナログ掛け時計、ちょっぴりサイバーにデジタル掛け時計、コンパクトで使いやすい目覚まし時計、アンティークで渋い振り子時計、時計を置くスペースが勿体無いから携帯でいいや、といったように、皆さんそれぞれ十人十色だと思います。

では、次の質問。

その時計に、あなたの嫁…妹、旦那、お兄さんが住んでいたら…素敵だと思いませんか？

はい、ということでやってまいりました、リアルハンディクラフト企画第二回！

前回のマウスパッドの記事はそこそこ好評をいただけたようで、マウスパッドの作り方でググってここへ来られる方も沢山いらっしゃいました。
今回はそれに味を占めて…もとい、無機質な数字が並ぶ時計に甘くてとろけるお花を咲かせましょう、という考えの下、やってみたいと思います。

では、まず下準備の方から。

【材料・用具】
・壊れてもいいアナログ式掛け時計（今回は試作ということもありダイソーで購入）
・光沢紙、スーパーフォト紙等の、上質な印刷紙
・デザインナイフ
・カッターマット
・はさみ
・薄い綿製手袋
・ドライバー

以上です。意外と少ない…ってまぁ、時計本体は市販の物なので当然と言えば当然ですが/ ,' 3　 `ヽｰっ

では、順を追って説明しますね。


①まず、Pixiaで自分が時計にしたい画像をファイルから開きます。
Pixiaはイラストを描く以外にも領域指定が得意なので、こういった場合にも利用できます。

Pxiaをお持ちでない方はこちらからどうぞ。








今回はこちらの画像を使用させていただきます。作者様には深く深く感謝を。
注意点としては、フォーカスが一点集中型のイラスト・写真はあまり向かないと言うことを心に止めておいて下さい。

どういう事かと申しますと、時計にする以上、画像の中心に軸の大きな穴が開くことになります。
その時に例えばキャラの顔や山のてっぺん、そういった「画像の見所」が削られると、見栄えがとっても悪くなります。
だからといって中心をずらせばいいのかと言われると、基本的にそういった物は中心で見ることを前提とした構図になってるので、どこかお間抜けな図になってしまいます。

もちろん元々あえて集中点をずらして強調するイラストもありますが、それは全体が見えているから映えるのであって、丸型にトリミングしてしまっては全く活きません。


②円形選択ツールを使用して、円形に時計にしたい範囲を選択します。










③選択範囲を右クリックし、コピーします。










④新規キャンバスを開き、先ほどコピーしたものをキャンバスに貼り付けます。








綺麗な円形になりましたね。
このまま文字盤をさっさと入れたくなるところですが、Pixiaの文字入れ機能はお世辞にも使いやすいとは言えません。
なのでここは素直に別のソフトにバトンタッチしましょう。


⑤JTrimで、先ほどの画像を開きます。








JTrimをお持ちで無い方はこちらからどうぞ。
JTrimは、オールマイティーに使いやすい画像編集ソフトです。
通常の用途でしたら大抵これで何とかなるので、とっても便利ですよ。


⑥上の「A」というアイコンの文字入れ機能を用いて、文字盤となる数字を入れていきます。








普通の数字にするのか。ローマ数字にするのか。漢数字、はたまたひらがなにしてみるのか…
フォントや配色、文字などでその人のセンスや趣味がはっきりと出てくるところですので、面白いです。








お恥ずかしい出来ですが、私はこんな感じになりました。
ピンクの後ろにすごーく密かに朱色で影を付けた感じです。


⑦これを一旦保存し、Picprintで印刷します。
Picprintをお持ちでないかたはこちらからどうぞ。
印刷設定に十分注意し、用紙の種類、印刷モードなどをしっかり変更しておいてください。

ちなみに今更言うなという感じかもしれませんが、買ってきた時計の文字盤の直径を印刷する前に測っておいて下さい。

Picprintはmmでサイズ指定ができますので、時計に合ったサイズで印刷しましょう。








印刷し、しっかり乾かしたものがこちら。
幸い綺麗に印刷できていますね。


⑧丁寧に紙から切り離します。これ以降の作業は、必ず手袋を着用して行ってください。
長時間ゆっくりとハサミと紙を握ったままになりますので、汗や指紋で汚くなります。

コンパスカッターを使うという方は、トレーシングペーパーに文字盤と同じ大きさの円を描き、それを重ね合わせて中心点を探すといいかと思います。



⑨時計をバラします。








裏はだいたいこんな感じになってるかと思います。
ドライバーを使って裏板を丁寧に外して、その後裏返して三本の針も抜き取ってください。









なんともお間抜けな姿になりましたが、この後彼（？）は持ち主色に染まって幸せになります、我慢しましょう。


⑩先ほど切り取ったオリジナル文字盤に、針軸を通すための穴を開けます。








大抵コンパスカッターを使うには小さすぎ、パンチを使うには大きすぎる微妙な穴だと思うので、気合でデザインナイフで頑張りましょう。



⑪穴を開けたら、元の文字盤を引っぺがしてから丁寧にはめ込みます。








はめ込んだ際に微妙にたわむ場合、若干大きくきりすぎていますのでハサミで縁を削ったりして微調整してください。



⑫針やカバーを元に戻して、完成！！










いつものように写真がブレまくってます、本当にごめんなさいorz

ただ、出来の方は正直言ってコレで完成でいいんじゃないかな…って思うくらい綺麗に出来たかと思います。
この前に光沢紙4枚無駄にしていますが…

ちなみに当然のことながら時計としての性能そのものは元の時計依存なので、ダイソーで買っただけあって正確性はぶっちゃけ期待できません。
が、観賞用としては正直言って自作とは思えない…なんて書いちゃうと自画自賛が過ぎるのでｱﾚなんですが、結構な水準ではないかなと思います。

自分の好きな時計が作ってみたい！って方はぜひお試し下さい。

なお最後になりましたが、本ブログの記事を参照して行った行為によるいかなる損害にも当方は責任を負いませんので、自己責任でお願いします。