みなさんこんばんは、るくです。

教本ってすげーなあと感じ続けてる今日この頃。
もちろん知識だけ詰め込んでも手を動かさないと上達なんて1ミリもしないのは百も承知なんですが

実力はさておき手はこれまでに結構動かしてるので、その状態だと理論的に人間の身体の構造を学ぶと一気に作画が安定しました。
これまでは「うーん違うなぁ…こんな感じ…？……ん、これでいこう」みたいな感じで身体を描いてたんですが、アタリから一発でズビシっと決まることも多くなって来ました。

ただ、自分はロリを描きたいので所々自分なりにアレンジして学んでます。
ヒトの構造を学ぶとスタイルいいおねーさんが一番素直で描きやすいんだけど、それじゃー意味が無い。

今までの数年間は一体何だったんだろう、最初から教本使って勉強すればよかった
って後悔するくらい最近成長してる気がします。

だから、これから絵をはじめる人はこれだけ守るといいんじゃないかなと思います。
言うなれば、よく見かける「効率のいい練習方法」ってヤツ。

・模写はただ見た線を書き写しても無意味。数年間練習としてやってたけど、無意味に近かった。
「なんでこのシワができるんだろう」「どうやって腕が曲がってると、こうなるんだろう」
見えない部分を自分で補い、理解するために模写をする。
首を描く→襟を描く→袖を描く→腕を描くではなく、首を描く→身体を描く→腕を描く→服を描く。
自分が最初から描いているつもりで練習する。

・トレースは上手くなった「気がする」だけ。あくまでもそれなりに描けるようになってから、作者さんのテイストを取り入れたい場合に。
但し「気がする」ことを目的とするなら話は別です。上達してる気がしなくて凹み気味の時とか。

・知識と実技を分けて考えない。教本から得た知識を、「なるほど」で終わらせない。
教本を読む、「なるほど」と思う、そして模写をしながら「なるほど、さっき書いてあった通りだ」と、知識を実技で吸収する。

・線の引き直しを面倒臭がらない。ザッザッと荒く描くと、目が勝手に都合のいい線を認識して上手く見えちゃいます。
一本引いては「違う」「これも違う」「あ、良い感じ」と引き直すと、上手くいった時の手の動きが何倍も頭に入ります。


これだけ意識して練習してますが、マジでこれを今までの期間ずーっとやってればよかったって後悔した。
まだ一月ですが、恐らくただボケーっと闇雲に模写してた時の一年分は成長してる。（逆に言えばボケーっと模写してても全くと言っていいほど成長しないということ）


あとは、裸を描くことに抵抗感を持たないことかな。
そういった意味でも、周りの目が気にならないところで黙々と練習するのが一番。


何だかんだ言って、最後は楽しく描くコトが最重要だったりするんだけどね。
下手な絵しか描けない自分が嫌になるのはすっごくよくわかるけど、でも下手な絵を書き続けないと一生上手くならないのも事実だもんね。



高校時代の先輩の受け売りだけど、同好会の入部時に言われた言葉が今でもずーっと頭に残ってるので、お借りします。


『「あなたは絵が上手くなって、何を描きたい？」っていう問いに即答できないなら、絵を描くのは諦めたほうがいい。
これは絵に限ったことじゃないと、僕は思います。
風景が描きたい、人の心が描きたい、見えない何かを描きたい…それこそ「○○ちゃんが描きたい」とか、「エロ漫画が描きたい」だっていいよ（笑）
それは今からあなたが歩いて行く方向を指し示すコンパスになってくれる、あなたはそれに向かってまっすぐ努力するだけでいい。
でも、もし。コンパスの針がぐるぐると回り続けているなら、きっとあなたにはコンパスがピタっと止まる違う何かがあるはずです。』

一字一句間違いないかと言われると怪しいですが、こんな感じでした。厨二臭さも含めて。
なんかお亡くなりになった感じだけど、普通に元気ですし普通に一緒に遊んでますよ、はい/ ,' 3　 `ヽｰっ